Virtual Planning, Control, and Machining for a Modular-Based Automated Factory Operation in an Augmented Reality Environment
http://www.nature.com/articles/srep27380
AR技術を用いて工場内の設備のレイアウトや工業用ロボットの操作設定等を効率的に行うという研究。
この研究では主目標を、
1.Layout Planning
工場内の設備配置の決定
2.Industrial Robot
工業用ロボット(マニピュレータ)の動作プログラミング
3.CNC Machining
CNCフライス盤等によるカットを行う際に、シミュレーション結果を材料上に表示
の3つとしている。実現方法としては、おなじみの正方形のARマーカを工場内の各所やフライス盤に取り付けて、画面もしくはHMDで確認しながら操作を行うとのこと。
VRによる設備レイアウトの決定とロボットの動作プログラミングを視覚的に行うものは過去に存在している。ただ、それをARにすることで、設備等の設置が完了していない段階でも、視覚的に確認しながらマニピュレータの動作をプログラミングできるとのことで、衝突問題を回避する上でメリットがあるとのこと。
AR的に斬新なことをしている印象は受けなかったが、ARマーカを5面に張り付けた操作用ボックスを使ってマニピュレータの動作を制御したり、力学的な部分とARをうまく融合させている印象を受けた。
CNCに関してARを既に応用しているものがあるとのことだったので調べたところ、次のような製品を見つけた。
かなり便利そう。